CB125T 後期型用 CDI 2個化 ハーネス接続キット DIY 上級者向け
配線加工できる方、DIY好きな方、安いのが好きな方にどうぞ。
詳細は 開発ページを見てください。
内容は上の写真の通りです。失敗しやすいファストンは1つ余分に 全部で7個いりに変更しました。
(2022.11.21追記 メスギボシも1つ余分プラスして3個セットにしました。一番下に写真もあります。少し値上げです。次回もまた値上げすると思います。)
(2023.12.9追記 また値上げしました。ファストンは2個余分で8個にしました。メスギボシも3個のままです。)
解説や手順などです。
まずは CB125T後期型のCDI配線図です。
CB125T後期型のCDIピンの配列
1番=青/黄 PC1 パルス ピックアップ信号
2番=黄/白 PC2 パルス ピックアップ信号
3番=緑 E アース
4番=緑/白 パルスアース・サイドスタンドスイッチ・キルなど共通
5番=黒/白 SW メインスイッチ
6番=黒/赤 EXT エキサイター 交流電源
7番=黒/黄 IGN2 イグニッションスパーク出力(IGコイル)
8番=黒/青 IGN1 イグニッションスパーク出力(IGコイル)
そして次は 前期型です。
CB125TのF型 前期型の配線図です。2個CDIを積むタイプなのですが、パルス信号とイグニッション出力以外は単に分岐していることがわかります。後期型になるとCDIが1つになるのですが、単に2個のCDIを1個に押し込んだのではないかと予想しました。(お客さま側の予想でして、後日予想はほぼあたりました)メーカーではコスト削減の合理化になりますので、よくあるパターンです。ユーザー側は壊れると丸ごと交換になり、コストがあがってつらくなりますね。
つまり、CDIを2個化するには、配線的には単に
1番=青/黄 PC1 を 8番=黒/青 IGN1 をひとつCDIに
2番=黄/白 PC2 を 7番=黒/黄 IGN2 をもうひとつCDIに
つなげばいいだけです。あとは共通です。分岐すればいいだけです。
番号が間違っているといけないので、色で接続した方が確実です。
青/黄 PC1 を 黒/青 IGN1 をひとつCDIに
黄/白 PC2 を 黒/黄 IGN2 をもうひとつCDIにつなぎます。
もし間違えても点火時期がずれてエンジンが始動しないだけなので、たぶん大丈夫です。点火するけど爆発しないときは ちゃんと色を確認してつなぎなおしましょう。
では 変換カプラの制作方法です。
メインハーネス側のハーネスを上図の配線図の番号で、
ひとつのCDIをCDI A として
もうひとつのCDIを CDI Bとします。
接続の手順です。簡単なものからいきます。
1.A5とB5をたばねて、5番に接続します。
2.A6とB6をたばねて、6番に接続します。
3.A3とB3をたばねて、4番に接続します。
4.A4とB4をたばねて、3番に接続します。
5.A1を 1番=青/黄 PC1 に接続します。
6.B1を 2番=白/黄 PC2 パルス に接続します。
7.A2 に 黒/青 とラベルを張り さらに メスの接続ギボジを取り付けます。
8.B2 に 黒/黄 とラベルを張り さらに メスの接続ギボジを取り付けます。
これで完成です。コツや注意などですが、4+2一体カプラは上下を間違えやすいので、CDIを接続しながらやると間違えにくいです。点火しないときなどは番号で接続をチェックするよりも色でチェックしてください。このキットのコードの色はもとの配線の色とは全く関係がありませんので、注意してください。このあたりが上級向けです。配線をいじったり作成したことがない方にはかなり難易度が高いです。ひとつでも間違うと点火しませんので、確実に一歩一歩こなしてください。
では 今度は写真つきでもう少し丁寧に解説です。当方の独自のやり方ですので、慣れている方はご自由にどうぞ。
まずはコード12本分全部5-10mm程度被服コードをはがします。電工ペンチがあると楽です。ない人は はさみ カッターで がんばってください。
メインハーネス接続用の一体カプラに 番号を振ります。上とマジックでさらに向きを書いておきます。
コード側にもラベリングしていきます。CDIに軽く接続しておくと向きを間違えないです。ツメの向きがありますので、ここで間違えないように確実にチェックしてください。CDI2個化するのですから、おそらくCDIを2個持っていると思いますので、仮接続しましょう。写真では青いカプラの方がCDI A で、 赤いカプラの方が CDI B です。両方とも当店の交流の進角CDIで中身は同じです。(通常当店でCDIを買われると 色は同じです。わかりやすくするために色を変えております。)
ここからは接続の手順どおりです。「1.A5とB5をたばねて、5番に接続します。」部分でA5とB5をカシメた写真です。写真ではわかりやすくするためにCDIに接続していますが、実際は取り外して作業してください。運が悪いとCDIを落としたりして、CDIが壊れます。手順では5番に接続とあるのですが、作業がしにくときは最後にまとめてCDIオスカプラに接続でもOKです。あとは同じような作業ですので、写真なしです。すいません。
2.A6とB6をたばねて、6番に接続します。
3.A3とB3をたばねて、4番に接続します。
4.A4とB4をたばねて、3番に接続します。
5.A1を 1番=青/黄 PC1 に接続します。
6.B1を 2番=白/黄 PC2 パルス に接続します。
7.A2 に 黒/青 とラベルを張り さらに メスの接続ギボジを取り付けます。
8.B2 に 黒/黄 とラベルを張り さらに メスの接続ギボジを取り付けます。
完成写真です。AとBが混ざらないように Aごと Bごと と束ねておくとさらに取り付けミスもへると思います。取り付け時にAとBの配線がひとつのCDI混在すると点火しません。(2018.12.26追記 よく考えたらAとBが一つのCDIに混在しても点火しますね。でもせっかくなので、分けた方がいいと思います。前期型のメインハーネスはちゃんとAとBに別れていますので。)
仮接続時はこのようにむき出しでも大丈夫だと思いますが、振動など加わると接触してしまうことがあるので、最後の仕上げは絶縁テープか熱収縮チューブをつけてください。エンジン始動テストまでです。また、このファストンがゆるいときはペンチなどでまげて取り付け具合を調整してください。きつすぎるときに無理に差し込むとピンが折れたりしますので、十分ご注意してください。このあたりが上級向けです。失敗したときなどはある程度ばら売りしていますので、当店にて新たに買い求めください。「ファストン1個だけばら売りしてくれ」などの対応一切できませんので よろしくお願いします。
このように最後は 絶縁してください。まだ熱を加える前でぶかぶかしていますが、最後は熱を加えて固定します。ヒートガンがない方は絶縁テープでもOKです。慣れている方は ライターであぶってどうぞ。
キット内容は一番上の写真のとおりです。熱収縮チューブや絶縁テープなどは どこでもネットでも100円ショップなどでも安く売っていますので失敗ときはご自分にて用意してください。セロテープやビニールテープはすぐに1年もたずに剥がれるのでおすすめしません。
(緑色のギボシが透明に変更になるときがあります。)
また、使用が確認できてから、最後に結束バンドにてまとめるといいです。よりはずれにくくなります。参考写真は↓です。
ご注意などです。
この商品は上級向けです。明らかに初心者的な質問などには一切対応しません。返信もしませんのでよろしくお願いします。サービスマニュアルの読解能力以外にも電気回路の知識などが必要になることがあります。
古い車体や過走行車だとジェネレータコイルが故障していたり、ジェネレータコイルからの発電線が断線しかかっていることがよくあります。 接続キットが問題なくても 車体側のジェネレータコイルが故障してしまっているとCDI2個化キットを使用してもエンジンは点火しません。車体の状態が悪かったりするときはジェネレータコイルや配線の断線などの点検も行ってください。(マニュアルにある程度書いてあると思いますが、電気回路の知識などが必要です。)メインハーネスの状態が悪いときは新たに配線を引くなどが一番てっとり早い解決方法です。あとはCDIを直流化することで、エキサイターコイルの問題をなくす方法もあります。
サイドスタンドスイッチが無効になります。
このようなマニアックな商品があると ひまじん しつこいクレーマー 教えて教えて君などの困ったちゃんがよくうろついてくるのですが、いちいちこちらに連絡をしないでください。当店は交流など求めておりません。営利です。業務に支障がでてとても迷惑です。他のCB125T乗りにも間接的に迷惑がかかりますので、絶対に連絡してこないでください。購入も当然やめてください。(ほとんどのお客さまは問題などないですが、なぜか最近 変な人が増えておりまして、困っております。このようなきつい表現になってしまうことをお許しください。)
発送方法 |
対応状況 |
メール便 A4サイズ 厚さ 1cmまで |
x
|
メール便 A4サイズ 厚さ 2cmまで |
x |
レターパック 350 厚さ 3cmまで |
○ |
レターパック 500 |
○ |
----------------------------------
2020.7.31追記
質問がありましたので、更新します。
+++++++++++++++
3.A3とB3をたばねて、4番に接続します。
4.A4とB4をたばねて、3番に接続します。
は 間違いではないですか? なぜ下のようではないのですか?
3.A3とB3をたばねて、3番に接続します。
4.A4とB4をたばねて、4番に接続します。
+++++++++++++++
当店の回答ですが、あえて、逆に接続しています。理由はこのハーネスキットを利用して、国内の 前期のCDIを利用するケースを想定しているからです。(国内にてCB125Tを複数台所有している方が多いのです。)
国内の 前期のCDIが内部回路にて パルスアースとアースを区別していて点火しないなどを想定しています。逆に接続することで、当店のCDIだけでなく、国内仕様のCDIも利用できるようにしています。ただ現時点で、前期のCDIを利用できたとの報告などはありません。誰かやったことありましたら、ぜひメールください。
実はCB125Tの前期のCDIは国内も中華も 3番が緑/白でパルスアースです。JPのCDIは区別ありません。CB125Tの後期のCDI 3番が緑でアースです。
QJ純正のメインハーネスとCDIとの接続です。3番が緑/白でパルスアースであるのがわかると思います。(国内も同じです。)
ちなみに
(3.A3とB3をたばねて、3番に接続します。4.A4とB4をたばねて、4番に接続します。) にしても、当店のCDI(とくにJPのCDI)は利用可能です。ただし、国内仕様の前期CDI利用できない可能性あります。
+++++++++++++++
|