ついに、中国大陸でのボアアップキットをみつけました。 このキットでめずらしいのは、ボアが57.5mmで152ccになることです。
(台湾製のものは57mmで149ccです。)
さらに、ピストン形状がフラットになり高圧縮になることです。
シリンダーは中国スズキの純正152ccのものを利用しています。(もちろん新品です。)
内容は写真のものがすべてでして、
通常のガスケット類が多めにあります。ヘッドx2 ベースx3 ピストン形状がフラットなことと、通常のピストンと比較して、
1-2mmほど、上死点の位置が上がりますので、ガスケット類にて調整してください。最低でも、ピストンがヘッドやバルブに干渉していないかご確認ください。
なので、中級~上級者向けのボアアップキットです。
写真に純正125CCピストンとピストンピンにて接続比較があるので参考にしてください。
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2014.4.2 追記
ヴェクスター125のエンジンには個体差があるようで、
ガスケットを何枚も追加してもシリンダーヘッドにこのピストンがあたるケースがありました。(今のところ、一件のみです)
この場合はピストンまたはシリンダーヘッドの加工が必要になりますので、
やったことがないかたは難しいと思います。
このピストンキットにはこのリスクがあることをご了承ください。
MTRTの149CCのキットではピストントップが低いため、
ピストンがシリンダーヘッドにあたることはまずないので、
簡単にボアアップしたいかたはこちらをお勧めします。
2014.9.2 追記
もう一件ガスケットを何枚も追加してもシリンダーヘッドにこのピストンがあたるケースがありました。
またMTRTの149CCのキットが絶版になりましたので、今後は
150ccクラスのボアアップキットが入荷難しくなってきました。
このキットを組むために、ピストンのトップを1mm程度削り、
さらにガスケットを多めに組むといいかと思います。
ガラス板などに耐水ペーパーをしき、
ピストンを押し付けながら根気よく削っていくといいでしょう。
あるいは内燃機屋さんに削ってもらえば、おそらく2000-3000円ぐらいでできると思います。
2024.8.24追記
たまたま発掘できました。ほぼ10年ぶりですね。これで最後かもしれません。
ピストン側は長期保管品になるので、白い保護材がはがれていたり劣化しています。使用には問題ありませんが念のために慣らしには注意してください。このピストンはハイコンプであるのでパワーはでると思います。調整・加工する前提で利用が必要だと思います。ピストンを削ったり、ゲタを履かせるなどです。ヴェクスターのチューニングも記載しているのでそちらもぜひ参考にどうぞ。 こちら
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ピストンピンが14mmですので、 国内ベクスター125用ですので、
ベクスター150にはつかないので注意してください。
また、ピストン単体での重量をはかりましたら、
102g程度でした。通常のベクスター152ccのピストンより10g程度重めです。
2次エア取り付け用ネジ穴がありませんので、2次エアをキャンセルしてください。
(ピストンとリングセットのみの販売も可能です。こちら)
ベクスターで
オイル消費が多くなってくると、
ピストンリングやシリンダーにダメージが
ある可能性が高いそうです。
焼きつくまえにオーバーホールしてあげてください。
あるいは、焼き付いたエンジンをお持ちでしたら、
これを機にボアアップしてもいいと思います。
4ストエンジンをオーバーホールできる方に
どうぞ。
125からのボアアップについての
セッティングについてですが、
もともとベクスター150は125のボアアップ版でして、
そして、シリンダヘッドなどの部品は共通です。
私のサービスマニュアルをみるかぎり、
一番初期の125と150(CG41A)の違いは
カムの角度(タイミング)とキャブのメインジェット
スロージェット ニードル でした。
(CDIやジェネレーターはもちろんちがいます。)
なので、推測ですが、
125をボアアップするときは、CDIやジェネレーターを
交換しないなら、キャブの設定をいじるぐらいだと
思います。(メインジェットの変更ぐらい)
あくまで憶測です。
(このキットではさらにハイコンプになるので、さらに難しくなると思います。)
詳しくはサービスマニュアルを参照してください。
発送方法 |
対応状況 |
メール便 A4サイズ 厚さ 1cmまで |
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