ヴェクスター 後期型 最終型 16ピン用 CDI直結キット AN125K AN150Y K3 K7 (国内全年式対応)
ついにできました。ヴェクスター 後期型 最終型 (16ピンCDIのヴェクスター)に利用できるCDI直結キットです。このキットを利用すれば、さらにずっと10-20年ヴェクスターを利用できると思います。後期型に合わせて開発・製作しましたが、おそらく国内のヴェクスターならすべて対応できると思います。(AN125RとAN150Sの初期型があわない可能性があります。マグネットローターを後期型に変更すれば確実に合います。さらに初期型は古いので近い内にバッテリー直結タイプを製作しますので、そちらを利用してください。)さらには国内にある中華ヴェクスター系のキャブ仕様なら対応できるはずです。
実際に取り付けた動作動画です。撮影がへたくそでいまいちですが、エンジン始動・停止できているのがわかると思います。(車体は元国内仕様初期型のAN150Sですが、メインハーネスは 中華加工メインハーネスです。)
ヴェクスターの後期型(1999-2007)も現時点(2024.10)で20年近くたっています。いつ元の16ピン仕様のCDIが壊れてもおかしくないです。この16ピンCDIはスロットルポジションセンサーもあり、ここが壊れると点火しなくなるようです。新しいCDIは8Pタイプを利用するので、キャブレター側のスロットルポジションセンサーが壊れていても大丈夫です。ぜひ新しいCDIで快適にずっと乗ってあげてください。
このCDI直結キットが通常のCDIと違うのは独立配線を利用していることです。電源以外はメインハーネスからきりはなされています。こうすることで、後期型でも8ピンCDIを利用することができます。過走行車ですとメインハーネスの状態の悪い車体も多いですが、メインハーネスが接触不良など起こしてもかなり対応できると思います。
取り付け方法ですが、まずはオートチョークをメインハーネスからはずします。そして。①をメインハーネス側のチョーク配線に取り付けます。
②にオートチョークを接続します。ジェネレーターコイルのパルス配線をメインハーネスからはずし、③をとりつけます。④を車体アースかバッテリーマイナスに接続します。最後は元のプラグキャップをはずして⑤のプラグキャップを取り付けます。これでキーonでセルモモーターをスタートすると点火し、オートチョークも利用できます。キーOFFでエンジンも停止します。唯一の違いはサイドスタンドスイッチが無効になることぐらいです。
わかりやすくするために個別パーツごとに接続写真を撮影しました。キャブレターをオーバーホールしたことがある方なら簡単にわかると思います。あとは①の赤いカプラをメインハーネス側に接続するだけでOKです。車体がないのでバッテリーマイナスに接続していますが、車体アースの方が楽です。(後述)
それではせっかくなので実車にて取り付け方法を解説します。
まずはオイル交換するときのメンテナンスフロントカバーをはずして、CDI直結キットをフロアに置いてください。
ライトレールカバーをまずはずします。(この写真では前側もはずしていますが、はずす必要はないです。)
この写真では中華メインハーネスを利用しているため、ジェネレーターコイルの接続部分がかなり前側ですが、国内使用だとオートチョークの付近にあります。
オートチョークをメインハーネスからはずします。そして。①をメインハーネス側のチョーク配線に取り付けます。
②にオートチョークを接続します。内側に配線を通しますので汚れてもいい服でやってください。
マニュアルよりです。赤矢印のPTCカプラ(オートチョーク)部分でここをはずして①と②を割り込ませます。
開発段階のものですが、接続した写真です。①と②が割り込んでいるのがわかると思います。①がメインハーネス側です。
次はジェネレーターコイルのパルス配線をメインハーネスからはずし、③をとりつけます。
ジェネレータコイルのからでている線はこの部分です。パルスコイル線は上側です。ここをはずして、③を取り付けます。
15年前の写真ですが、AN150Sだとこの位置でファンカバーの上側付近にあります。国内仕様だと大抵この位置にあると思います。ジェネレーターコイルのコードはファンカバーの上から出ていますので、たどればわかります。2Pカプラでコードの色は白色と茶色です。参考 こちら
開発段階のものですが、接続した写真です。③にパルス線を接続します。
その次は④でアースを接続します。
エンジン・フレームアースでしたらどこでもOKです。この位置が楽でした。エンジン・フレームアースの状態が悪い車体でしたら、バッテリーマイナスに接続してください。(割り込ませます)
最後はプラグキャップを入れ替えて接続は終わりです。
この状態で、キーONにしてスタートボタンを押してセルモモーターを回転させてエンジンが始動するか確認してください。
無事にエンジンが始動すれば 問題ありませんので、イグニッションコイルとCDI本体を車体に固定すればほぼ終わりです。
メンテナンスカバーを開けて、この位置がいいかと思います。この状態で結束バンドなどで固定すればOKです。注意点はコード類がエンジン本体に触れないようにすることです。接触するとエンジンの熱で溶けます。(この写真ではまだ結束バンドをつけていません。)
左側からです。ハイテンションコードを上側に周りこますとエアチューブと干渉しません。ハイテンションコードが長すぎるときはペンチでカットしてください。外したプラグキャップはぶらぶらしているとエンジンに接触するかもしれないので、ひもなどで仮止めするか、イグニッションコイルごと取り外すといいです。もし16PのCDIが壊れていなければそのままにしてしておくことをおすすめします。バックアップになります。
仕上げに長い線がひっかからないようにクランプや結束バンドなどを利用してください。エンジンに接触して溶けないようにも注意してください。結束バンドも数本おまけで差し上げます。
マニュアルよりですが、溶接クランプがある場所は一緒に留めれますが、それ以外は結束バンドでフレームに留めるなどしてください。
留意・注意事項など
・イグニッションコイルはこちらのものを採用しています。プラグキャップはこちらです。1番理由は価格をさげるためで、2番目の理由は将来的にずっとこのタイプのコイルはあると思うからです。5年後にはスズキのノーマルタイプのイグニッションコイルはおそらく絶版になると思います。私もこのイグニッションコイルとプラグキャップで3年・3000km以上使用しましたが、特に問題ありませんでした。点火力は中国純正と同程度ですが、SIDENのものと比べると少し弱いです。希望でしたら、イグニッションコイルをSIDENのものに変更可能です。(+2000円) また 点火力がよわくなったら、イグニッションコイルのみを交換もできます。こちらのものでしたら、配線は青色を緑色部分に接続し、黒色は黒色部分に接続してください。乗り方などにもよりますが、走行1万キロで交換したほうが快適です。実際は3万キロぐらいもつと思いますが点火力が弱くなり、燃費が悪化するので、交換したほうが得で快適です。
・CDIはこちらの中国純正を利用しており、防犯アラームなしのものであるかを個別に確認しています。ヴェクスターの8PのCDIでも中国のものでほかのものは合わない可能性が高いです。国内仕様の8PCDIはおそらく利用できます。RCCDIに変更も可能です。希望でしたらメールなどください。(+4000円)
・サイドスタンドスイッチが無効になります。サイドスタンドを出していてもエンジン始動・走行可能になります。暖気するときなどはサイドスタンドをだしたままできて便利です。サイドスタンドをかけたまま走行しないように、安全には注意してください。
・もとの16PのCDIははずさなくてもこのキットは利用できますが、なるべくメインハーネスから外した方がいいです。理由は余分に電力を消費する可能性が高いからです。もし16PのCDIが壊れてしまったら 取り外してください。
・車両の状況によっては(個体差)キャブレターセッティングが必要になる可能性があります。予想では国内仕様のヴェクスターであれば、2次エアがあっても、十分利用できるとは思っております。個体差によってはキャブレターセッティングが必要になりますので、その際はご自分にてセッティングしてください。すいませんが、当店はサポートできません。
保証に関して
実車にても動作確認済みですが、1年以内または5000km以内に点火しなくなったときは交換パーツをお送りします。その際はできれば壊れたパーツを特定してください。特定できないときは対応できない場合があります。(具体的には車体側のパルスコイルが切れていないか、メインハーネスから+12V来ているか確認してください。)これ以外は改造パーツのため保証はありません。中級者向けであり初級者向けではありません。改造や取り付けは自己責任にて行ってください。この商品や情報をもとに生じた損害などを当店は責任を負えません。
発送方法 |
対応状況 |
メール便 A4サイズ 厚さ 1cmまで |
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メール便 A4サイズ 厚さ 2cmまで |
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レターパック 350 厚さ 3cmまで |
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レターパック 500 |
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