ヴェクスター ハイギヤ ハイギア 18X44 セット シムつき TTMRC流用 溶接強化型 ワンオフ フルチューン
さらに ヴェクスター用の ハイギヤが出ました。今度はさらにハイギヤードな18X44です。前回の17x45がすぐに売れたのでまた にゃも氏が製作してくれました。これも全国のヴェクファンの皆様のおかげでです。この場を借りてお礼を申し上げます。
しかもこのタイプは溶接型で、全周にわたりアルゴン溶接されているのでガッチリ固定されています。サークリップ型よりも強度・耐久性があるとのことです。最後の2個とのことなので、気になる方はぜひどうぞ。
にゃも氏の解説です。
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ギアの溶接ですが、購入する時に台湾の業者へアルゴン溶接を依頼しました。溶接後は、ギアの表面を旋盤で修正しています。
大変手間のかかる作業なので、2個で最後になりました。
アルゴン溶接は、素材を溶かし込み金属を接着します。
強度は、最強だと思います。
サークリップタイプは、クリップ溝を作り、サークリップで
圧入したギアが抜けないように保持しています。
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フルチューナーのにゃも氏が備蓄していたパーツ利用して製作しているので数量限られています。にゃも氏は本業でも多忙なため、次回、またハイギヤなどを販売できるかはわかりません。おそらく溶接タイプはこれで最後です。ボアアップしたり、最高速をあげたい方、ぜひキープしておいてください。
ヴェクスターはノーマルだと
125が 15X47 (2次減速比 3.133)
150が 16X46 (2次減速比 2.875)
です。
18X44 (2次減速比 2.444)で 125だと約22% 150だと約15% ハイギヤードにできます。
にゃも氏の解説などです。(サークリップタイプとかぶっている部分もありますので、溶接部分は置き換えて理解してください。)
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今まで、備蓄していた部品の放出になります。
数量限定で製作しました。
ステンレス鋼の焼き入れ処理をした素材なので、硬くて通常のチップでは刃が立たず、新たにチップを取り直したりしたので、時間が余計に掛かりました。
加工は、ノーマルと同じようにCリングを使って抜け止め防止の溝切加工です。スペーサーを抜け止めする加工を同じようにして、スペーサーをはめ込んでいます。
加工に個体差がありますが、抜け止め加工をしないとギアの圧入が抜け、ベアリングを押し出して、走行中に異音が発生します。
ギアケースを削り、回転の抵抗になります。
ギアの組み付け方向がアドレスV125とヴェクスターでは、反対に組み込まれているので、トルクの掛かりかたがギアの抜ける方へ力が掛かるようです。
ー中略ー
ハイギア(17x45、 18x44)は、ノーマル排気量の車両にも使用可能です。
変更すると加速が良くなりますが、最高速は、試してないので、わかりません。
ウエイトローラー、クラッチセンタースプリングのセッティングが必要になります。
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台湾レーシングメーカーのTTMRC製のアドレスV125用のハイギヤをヴェクスターに合わせて、にゃも氏が特殊工具を利用して金属加工されました。備蓄されていたものを放出してくれました。ワンオフです。個体差があるとのことですので、取り付ける際には付属する調整シムで調整してください。シムは3枚付属します。(0.2, 0.3, 0.5の3枚です)
参考まで 単体重量(加工済み)は
アイドルシャフト283g ファイナルギヤ281g
です。
元V125ハイギヤへの加工部分の解説です。
溶接部分の拡大写真です。ガッチリ全周溶接されているのがわかると思います。
さらに溶接後、表面も研磨しています。
例えば中華のショックだと全周溶接されていません。(丸と棒部分の接続が溶接されています。)側面だけの溶接なのがわかると思います。全周やらないのはコストをさげるためです。さらに溶接後も研磨せず、そのままで見た目がよくないです。
こちらの部分に スペーサーがついています。さらに内部に抜け止め加工されています。シャフト側とスペーサー両方に溝が彫られてCリングで固定されています。こちらもかなり大変な加工です。
こちらの写真は加工前の参考写真です。(TAKEGAWA製)
具体的な シムの調整の方法 にゃも氏にお聞きしました。
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シムの件ですが、シックネスゲージなどの工具は、
使えませんので、
ギアを組み込む時に 0.5、 0.3、 0.2 と順番に厚い側から試していきます。手の感覚に頼るしかないです。
シムを入れてから仮組して、ノーマルの時と同じく、
軽く回れば良いです。
ネジは、3本か4本止めて、ケースが閉まれば、良いです。
軽く回らなければ、シムの厚みを薄くして、再度、仮組します。
ギアとケースのクリアランスが欲しいので、0.2mmのシムを1枚は、入れてください。入れなければ、ギアがケースへ接触します。
面倒な作業ですが、
シム調整をしないとギアがトルクカム側へ押し出されて、ケースと接触します。
ケースと接触した事により抵抗になり、ケースが削れてきます。異音がでてきます。
アドレスV125用を流用しているので、
ギアの組み方が逆のために起こる弊害ですね。寸法自体は、同じ長さなんですよ。
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このように手の感覚に頼る調整が必要になります。このような調整はベアリングの交換・調整をやったことがない方にはかなり難しいと思います。また駆動系のセッティング(ウエイトローラー・スプリング類変更)が自分でできる方のみです。サポートなどありません。
またギヤボックスにOリングでなく、この写真の紙タイプのガスケットを利用しているときは 紙の厚みの分高くなるので、調整シムは3枚全部必要になりそうとのことです。個体差があるかもしれませんので、うまく調整してください。 ガスケットの詳細はこちら
実は ヴェクスターとアドレスV125は ギヤの取り付けが逆のようです。せっかくなので 調べてみました。
こちらがヴェクスターです。
こちらがアドレスV125です。アイドルシャフトが奥にありますね。逆になっていますので 逆回転になりますね。よく流用しようと思いましたね。普通は流用をあきらめるのですが、なんとか流用方法を開発した にゃも氏に脱帽ですね。
保証に関して
レーシングパーツ のため 保証一切ありません。上級者向けであり初級者向けではありません。ノークレーム・ノーリターン・ノーサポートです。利用して1日で不具合や破損などがあっても対応できません。リスクがある商品です。このリスクを受け入れられる方のみ 購入ください。改造や取り付けは自己責任にて行ってください。この商品や情報をもとに生じた損害などを当店は責任を負えません。
ヴェクスターのハイギヤの開発などにかんしては フルフューンの記事も参考にしてください。こちら
ギアボックスの オイル漏れ防止に
Oリング や ガスケットも ぜひ 一緒にどうぞ。
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